国際エネルギー機関(IEA)は、2040年に向けた世界のエネルギー効率化について分析した報告書「エネルギー効率2018」を発表した。報告書が提示した2040年のビジョンでは、適切なエネルギー効率化政策を実施することで、世界経済が2倍に成長する中でも、温室効果ガス排出を早期に減少に転じさせることが可能だという。ただしその実現のためには、自動車・トラックとエアコンの一層の効率化などの政策行動を早急に強化する必要がある。解決策を求める各国政府の声に応え、報告書では、エネルギー効率化によって経済・社会・環境の分野で利益を得るための戦略として、費用対効果が大きく、既存の技術のみで実施できる対策が具体的に示されている。IEAはエネルギー効率化を「第一の燃料」と位置付けている。過去2年は世界で新たな政策や基準の導入が減り、エネルギー効率化の停滞が生じているが、IEAは効率化の優良事例を各国間で共有し、安定した持続可能なエネルギーシステムの構築を目指していくとしている。
情報源 | 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国際エネルギー機関(IEA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | エネルギー効率化 | 国際エネルギー機関 | 温室効果ガス排出 | エネルギー効率2018 | 持続可能なエネルギーシステム |
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