フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、2018年6月に政府が発表した「エネルギー移行のための水素普及計画」に従い、水素を使ったモビリティ(輸送・移動手段)システムを開発するプロジェクトの公募を開始した。この公募プログラムは「水素モビリティの生態系」と名付けられ、一定の地域、たとえば都市や田園地域、空港、港湾などで、水素の生産から供給、使用までを同時に編成するプロジェクトを募集する。民間、公共の事業用車両が対象で、ADEMEは車両の例として事業用軽量車、トラック、バス、船舶など、生産と供給では電気分解による水素の生産、バイオマスを使うプロセス、水素ステーション(350~700バール)などを挙げている。水素は電気エネルギーを貯蔵できるエネルギー媒体で、使っても炭素を排出せず、エネルギー移行には重要な役割を果たす。「水素普及計画」は、陸上、鉄道、河川輸送での水素利用促進をめざし、2028年までに重量車を800~2000台、水素ステーションを400~1000か所導入するなどの目標を掲げている。
情報源 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース ADEME公募詳細ページ |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 環境総合 |
キーワード | 水素 | 水素ステーション | フランス環境エネルギー管理庁 | モビリティ | エネルギー移行 | 水素普及計画 | 電気エネルギー |
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