欧州環境庁、欧州で大気汚染は未だ基準を超過していると報告

発表日:2018.10.29

欧州環境庁(EEA)は、欧州2500カ所以上の2016年の観測データに基づく大気質の最新報告書を公表した。大気汚染はやや改善しているが、未だEUと世界保健機関(WHO)の基準を超えており、対策強化が必要だという。粒子状物質(PM)や二酸化窒素(NO2)、地表オゾン(O3)は、健康への有害性が高い。報告書によると、EU28カ国の都市住民のうち2016年にEU上限値を超えるPM2.5に曝されたのは6%、これはWHOのPM2.5基準では約74%に上る。NO2はEU上限値とWHO基準の超過が7%、O3はEU目標値超過が約12%、WHOの基準超過は約98%だった。PM2.5は2015年に欧州41カ国で約42万2000人の早死をもたらしたと推定されるが、1990年と比較すると約50万人減少し、これまでの政策や技術の進歩により大気質は徐々にだが着実に改善していると指摘する。大気汚染物質の主な排出源は、道路輸送、農業、エネルギー生産等で、都市部への人口集中などにより、特に道路輸送からの有害物質排出による影響が大きいという。

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