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 アメリカ海洋大気庁、サンゴ礁保全に830万ドル超を拠出

発表日:2018.11.08


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、サンゴ礁保全プログラムの下、7つの州・準州の研究と保全プロジェクト、カリブ海地域やミクロネシアの国際プロジェクト等に830万ドル超を提供すると発表した。対象となったプロジェクトは、サンゴ礁への3つの重大な脅威(地球の気候変動、陸上からの汚染、持続不可能な漁業活動)に対処するほか、損傷したサンゴ礁の復元活動を行うという。具体的には、1)フロリダの大サンゴ礁地帯に生息するサンゴ(ピラーコーラル)の評価と復元、2)ハリケーン「マリア」がプエルトリコのサンゴ礁に与えた影響の調査、3)気候変動によるサンゴ礁への脅威に対処する、アメリカ領サモアの村単位の計画立案、等のプロジェクトが選ばれた。サンゴ礁は沿岸のレクリエーションや国の観光業の重要な要素であるだけでなく、嵐で発生する波エネルギーや洪水を軽減する、沿岸の天然のインフラとなっているとNOAAは指摘。同国商務長官によると、サンゴ礁が米国経済にもたらす利益は年間約34億ドルにのぼるという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード アメリカ海洋大気庁 | ミクロネシア | サンゴ | サンゴ礁保全 | カリブ海地域 | マリア
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