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 UNEP-WCMCなど、保護区面積は陸域の15%、海域の7%に達し愛知目標に向け順調に拡大と報告

発表日:2018.11.19


  国連環境計画-世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)などは、2018年版世界保護地域報告書で、過去2年間に世界の保護区は陸海ともに拡大し、愛知目標11の達成に順調に進んでいると報告した。2018年7月までに陸域の約15%、海域の約7%が保護区に指定された。愛知目標11では、2020年までに陸域の17%、海域の10%を保護するとしている。2016年の前回の報告から、保護区面積は陸域が0.2%、海域が3.2%拡大した。なかでも2017年に保護区に指定されたロス海海洋保護区は、200万平方キロメートル以上の世界最大の保護区であり、ペンギンやクジラなどの種の保全のため112万平方キロメートル近くが禁漁区域とされている。報告書は、世界の保護区の最新情報を提供し、エジプトで開催中の生物多様性条約第14回締約国会議(COP14)において2020年までの目標達成に向けた意思決定や、2020年以降の生物多様性枠組みに関する協議の土台となる。

情報源 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)
分野 環境総合
キーワード 生物多様性 | ロス海 | 国連環境計画-世界自然保全モニタリングセンター | 世界保護地域報告書 | 愛知目標11 | 生物多様性条約第14回締約国会議
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