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 アメリカ海洋大気庁、沖合のサンゴ礁の方が沿岸より良好な状態にあると報告

発表日:2018.12.13


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、太平洋アメリカ領海のサンゴ礁の現状に関する調査結果を発表し、一般に沖合のサンゴ礁の方が人間の居住地に近いサンゴ礁より良好な状態にあると報告した。この報告書は太平洋の5つの海域を対象とし、4つのカテゴリー(サンゴ礁と藻類の個体数、サンゴ礁に依存する魚類個体数、サンゴ礁と気候の関連性、サンゴ礁と人間の関連性)に関する2012~2017年のデータに基づいて作成された。「極めて優良」から「危機的」までのレベルを設けて5海域を総合的に評価した結果、アメリカ領サモアと太平洋離島海洋ナショナルモニュメントが「優良」、北マリアナ諸島自治連邦区、グアム、ハワイが「良」と判定され、人が住む場所から離れたサンゴ礁の方が水質や漁業などの影響が少ないという結果となった。サンゴ礁生態系は食料供給、雇用、観光、沿岸保護などに大きな役割を果たしているが、汚染、侵入種、持続不可能な漁業活動、気候変動などの脅威から守るために地域社会と政策決定者のさらなる関与を得たいとNOAAは期待を寄せている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード 気候変動 | サンゴ礁 | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | ハワイ | アメリカ領サモア | 太平洋離島海洋ナショナルモニュメント | 北マリアナ諸島自治連邦区 | グアム | サンゴ礁生態系
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