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 カナダ政府、さらに18種類の化学物質のリスク評価を終了

発表日:2009.07.31


  カナダのプレンティス環境大臣とアグルカック保健大臣は、化学物質管理計画第4群に掲げられた18種類の化学物質について、スクリーニング評価の結果を公表した。このうち、自動車のオイルの酸化防止剤や工業用潤滑剤などに利用されているBNSTについては、環境にリスクを及ぼすと評価され、実質的に廃止することが勧告された。また、硫酸ジメチルおよび硫酸ジエチルについては、ヒトの健康に影響を及ぼすと評価された。カナダでは、硫酸ジメチルは、製薬に使われる物質の製造、染料や香料、水の柔軟剤などの製造に利用されている。硫酸ジエチルは、ティシュペーパーの柔軟剤に利用されているほか、染料や香料、農薬、繊維製品の製造などにも利用されている可能性がある。この評価結果を受け、プレンティス大臣とアグルカック大臣は、この3種類の化学物質を、1999年カナダ環境保護法(CEPA)の付属書1(有害物質リスト)に追加するよう勧告した。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | リスク | カナダ環境省 | 香料 | BNST | 硫酸ジメチル | 硫酸ジエチル | 潤滑剤 | 柔軟剤 | 染料
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