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 世界気象機関、2019年2月も世界中で極端気象が発生と報告

発表日:2019.02.14


  世界気象機関(WMO)は、2019年年頭から2月にかけて世界各地で発生している極端気象について報告した。オーストラリアでは北東部で記録的な豪雨による洪水が発生する一方、南部では異常な高温・乾燥が続き、深刻な森林火災が起きている。アルゼンチンでは南部で最高気温を更新し、北東部では過去最高を大幅に上回る降雨により大洪水が発生した。チリではアンデス山脈に降った豪雨がアタカマ砂漠に洪水を引き起こし、南部では高温・乾燥による森林火災が猛威をふるっている。アフリカ南部では、熱帯性低気圧が強風や洪水の被害をもたらした。北米では、北極上空の冷気がジェット気流の乱れによって南下し、カナダの一部とアメリカ東部が記録的な低温と大雪に見舞われた。この低温状態は地球温暖化の反証ではないことをWMOは指摘している。欧州では、アルプスでの100年に1度レベルの降雪や、地中海東部の激しい冬の嵐があった。中東では、アラビア半島を南下した寒冷前線が広い範囲に砂塵嵐を引き起こしたほか、パキスタンとインド北西部には豪雨をもたらした。

情報源 世界気象機関(WMO)プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 地球温暖化 | 世界気象機関 | 低温 | 洪水 | 森林火災 | ジェット気流 | 極端気象 | 大雪
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