中国気象局(CMA)は、400基の風力測定タワーから成る、風力エネルギー観測ネットワークを構築し、稼働を開始したと発表した。設置された風力測定タワーの高さは70~120m。本ネットワークを常時監視・特別監視の基盤とし、風力エネルギーの全面的な利用を目指す。CMAは、国家発展改革委員会及び財政部の要請の下、2007年末より国内の風力エネルギーの調査や評価を開始。国内では、福建省、浙江省、広東省が風力エネルギー設置の主要地となっており、約3億キロワットの発電が可能だとされる。統計データによると、2008年末までに中国で導入された風力発電容量は、2008年までに12億1700万キロワットに達し、アメリカ、フランス、スペインに次いで、世界第4位に位置するという。CMAのシャオ副長官は、「風力エネルギーの開発のため、まずは、中国が有する風力エネルギー量を把握し、風力発電機の設置場所を決定する必要がある。また、利用可能なエネルギー量の評価も必要だ」としている。
情報源 | 中国科学院(CAS) プレスリリース |
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国・地域 | 中国 |
機関 | 中国科学院(CAS) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | エネルギー | 中国科学院 | CAS | 中国気象局 | CMA | 観測 |
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