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 欧州化学物質庁、不要な動物実験の回避を呼び掛け

発表日:2009.08.10


  欧州化学物質庁(ECHA)は、特定の化学物質について、2009年9月24日までに生殖毒性に関する健康影響情報を提出するよう求めているが、その際、不必要な動物実験を避けるよう呼び掛けている。これはEUのREACH規則(化学物質の登録・評価・認可・制限に関する規則)に定められたものとしては、初めての公衆協議。関連情報を有する者は、誰でもECHAに意見を寄せることができる。今回対象となるのは、潤滑油などに含まれる、1-テトラデセン・アルケンの重合体(ポリマー)などの水素化オリゴメリゼーション製品。REACH規則では、生産者や輸入事業者に、化学物質の登録に当たり、ヒトの健康や環境への物質の影響を調査した研究成果などの情報を盛り込んだ資料を提出するよう求めている。ECHAの呼びかけは、関係データを提出する際、動物実験は、健康や環境への化学物質の潜在的な影響を評価するのに十分な情報が無い場合に限って行われることを確実に周知するものである。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 健康 | 毒性 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 動物実験
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