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 アメリカ海洋大気庁、2018年の大気中CO2濃度上昇率は観測記録史上4位と報告

発表日:2019.03.22


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2018年の大気中CO2濃度上昇率は記録のある過去60年間で4番目に高かったと報告した。ハワイ島のマウナロア観測所の測定によると、大気中CO2濃度は、2018年1月1日の407.05ppmから2019年1月1日には409.92ppmとなり、1年間で2.87ppm上昇した。2018年の上昇率は、2016年の3.01ppm、2015年の2.98ppm、1998年の2.93ppmの年間濃度上昇に次ぐ4位となり、上位4位までの年のうちの3年が過去4年間に集中した。マウナロア観測所は最も古くからのCO2測定記録をもつが、測定の開始された1958年にはすでに産業革命以前の段階の280ppmから35ppm増加していた。その後の60年間で95ppm増え、現在では約410ppmとなった。また、この20年間は、1万1000年~1万7000年前の氷河期の終わり頃の数値を自然増加とすると、その100倍の速さで上昇している。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 大気環境
キーワード アメリカ海洋大気庁 | 氷河期 | 大気中 | CO2濃度 | マウナロア観測所 | ハワイ島
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