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 国連食糧農業機関とスウェーデン、西アフリカの森林を守るプロジェクトを開始

発表日:2019.04.09


  国連食糧農業機関(FAO)は、スウェーデン国際開発協力庁(Sida)、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)とともに、西アフリカ地域での国境をまたぐ森林・土地管理をめざす新たなプロジェクトを開始した。この地域に広がる約7200万ヘクタールの森林や湿地は、人々の食料やエネルギー、生活の糧の源泉であり、数多くの脆弱な固有生物種の生息地でもある。しかし持続不可能な農地開拓や違法伐採で、この森林が急速に減少・劣化している。1990~2015年に西アフリカで失われた森林被覆は世界平均の4倍に上った。この問題は、越境取引などによってさらに悪化しており、地域全体での森林ガバナンス強化が必要だという。プロジェクトは、森林と人々の生活を守り、気候変動に強い社会の構築を目標に、森林動態に関する知識の向上や法改正の支援、最良の森林管理方法の地域全体での確立・共有を図るもので、Sidaが拠出する800万ドルの資金とFAOの技術支援を受けて、ECOWASが5年をかけて実施する。

情報源 国連食糧農業機関(FAO) ニュース記事
国・地域 国際機関
機関 国連食糧農業機関(FAO)
分野 自然環境
キーワード エネルギー | 国連食糧農業機関 | 森林ガバナンス | 森林被覆 | スウェーデン国際開発協力庁 | 西アフリカ諸国経済共同体 | 固有生物種 | 森林動態
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