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 生物多様性条約、アジアの消費者は生物多様性に関する意識が高いと報告

発表日:2019.05.20


  生物多様性条約(CBD)は、非営利団体の倫理的バイオトレード連合(UEBT)がまとめた生物多様性に関する意識調査「2019年版生物多様性バロメータ」の結果を報告した。本調査は2009年から毎年行われており、調査対象には16カ国の6万8000人以上が含まれている。今回はアジア、特に中国と日本、韓国、ベトナムの4カ国に焦点があてられた。この結果、アジアの消費者の意識は過去10年の間に高まってきており、「生物多様性について知っている」と答えた人の割合は83%と、イギリスやアメリカ、ドイツの消費者よりも多いことがわかった。特に16~24歳のアジアの若年層ではこの割合が86%にのぼった。また、例えば、「人と生物多様性を尊重した製品を購入することを好ましいと考える」、「人と生物多様性を尊重した原料調達を行うための具体的な企業の取組について知りたい」と回答したアジアの若者は81%に達するという。この他、アジアの消費者の83%が、企業には人と生物多様性に良い影響を与える道徳的責務があると考えていること等も明らかになった。

情報源 生物多様性条約(CBD) プレスリリース(PDF) 倫理的バイオトレード連合「2019年版生物多様性バロメータ」(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 中国 | 生物多様性条約 | 日本 | 倫理的バイオトレード連合 | 生物多様性バロメータ | 韓国ベトナム
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