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 気候変動に関する政府間パネル、海洋・雪氷圏特別報告書の最終ドラフトを政府レビューに向け送付

発表日:2019.06.14


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、「海洋・雪氷圏に関するIPCC特別報告書(SROCC)」の政策決定者向け要約(SPM)を含めた最終ドラフトを、政府レビューのためにIPCC加盟国に送付した。2019年8月9日にかけてSPMに対する各国政府からのコメントを受け付けている。その後報告書は、同年9月20~23日にモナコで開催されるIPCC第51回総会にて各国政府による承認を以て完成となり、同地で25日の現地時間午前10時に公表が予定されている(ライブ配信あり)。同報告書は気候変動の自然科学的根拠、海洋や沿岸域、極域、高山地域の生態系とこれらに依存している人間社会が受ける気候変動の影響、及び気候変動に対する生態系の脆弱性と適応力の分析や、気候変動に強い開発を行うための選択肢を論じたものである。IPCC傘下の気候変動の科学的根拠を扱う第1作業部会(WG1)と気候変動の影響、適応、脆弱性を扱う第2作業部会(WG2)が中心となって準備し、30カ国以上の100人を超える科学者が携わっている。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード 生態系 | 気候変動 | 脆弱性 | 政府間パネル | 海洋・雪氷圏に関するIPCC特別報告書 | 自然科学的根拠 | 適応力
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