カナダのアグルカック保健大臣とプレンティス環境大臣は、化学物質管理計画第7群に掲げられた14種類の化学物質について、スクリーニング評価案とリスク管理の範囲を示す文書を公表した。これらの14種類の化学物質のうち、ミヒラーズケトン(4,4'-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン)、n-BGE(n-ブチルグリシジルエーテル)及び2-ブタノンオキシムの3種類がヒトの健康にリスクを及ぼすとされた。ミヒラーズケトンは、カナダでは主に紙の顔料の中に見られる。n-BGEは、エポキシ樹脂の溶剤として用いられ、コーティング剤、接着剤、電気の絶縁体等の材料となっている。2-ブタノンオキシムは、主にアルキド塗料、下塗り剤、ニス等の膜を防止するために用いられている。また、他の11物質のうち5物質については、現在カナダでは流通しておらず、流通を再開すれば環境に影響を及ぼすおそれがある。そのため、1999年カナダ環境保護法における「重要な新規活動(SNAc)」として適用し、新規・将来の使用にあたって通知や評価を求めることが提案されている。
情報源 | カナダ保健省 プレスリリース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 カナダ保健省 |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 塗料 | 化学物質 | 健康 | リスク | 溶剤 | カナダ環境省 | 保健省 | 顔料 | 管理計画 |
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