世界資源研究所(WRI)によると、イクレイ(ICLEI、持続可能な都市と地域をめざす自治体協議会)アメリカは、都市や郡が温室効果ガス(GHG)排出の計算で森林や樹木の効果を含めるためのガイダンスを公表した。森林や樹木は人為起源の温室効果ガス排出の約3分の1を隔離(吸収・貯蔵)するが、イクレイ・アメリカの調査に回答したアメリカの地域社会の60%はその効果をGHGインベントリに含めていないという。今回、イクレイ・アメリカは、2012年に公表した「温室効果ガス排出の計算と報告のためのアメリカ地域社会プロトコル」に森林および土地利用に関する付属文書を追加した。付属文書では、森林のGHG吸収量を推定する方法が示され、国の評価では見落とされがちな森林外(都市や耕作地など)の樹木の効果も考慮されている。WRIは、土地利用の意思決定の多くは地域規模で行われるため、地域社会を対象とするガイダンスは極めて重要だとしている。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 温室効果ガス | 世界資源研究所 | 地域社会 | イクレイ | アメリカ地域社会プロトコル | 自治体協議会 | GHGインベントリ |
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