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 フランス、カップ・デルキーとカップ・フレエルを重要景勝地に指定

発表日:2019.09.25


  フランス環境省は、同国北西部沿岸の岬、カップ・デルキーとカップ・フレエルを「フランス重要景勝地(Grand Site de France)」に認定した。カップ・フレエルは400ヘクタールの砂岩台地で美しい沿岸湿地が広がり、その西側のカップ・デルキーは、湿地や砂地質の入り江を従えた岬が連なり、景観に加え動植物相、地質学の面からも価値が高い。ホタテなどの海産物や淡紅色の砂岩が有名で、自然、歴史、地域経済が魅力となって年間100万人以上が訪れる。2つの岬の管理者である混成組合は、20年以上にわたって景観の再生や保護に取り組み、生物多様性の保全、来訪者数の制限などの管理にも注力してきた。フランス重要景勝地には2004年以降、全国で19か所が認定され、脆弱で魅力ある景観の保護・再生や持続可能な開発の価値の推進に取り組んでいる。ほかに40か所が認定をめざして、重要景勝地のアプローチに則り、景観・環境、訪問者、住民の尊重を基盤とする活動を進めている。

情報源 フランス環境省 プレスリリース フランス重要景勝地について
国・地域 フランス
機関 フランス環境省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 湿地 | 海産物 | フランス環境省 | 地質学 | ランス重要景勝地 | カップ・デルキー | 砂地質 | 動植物相 | 砂岩
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