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 アメリカ海洋大気庁、アメリカの2019~2020年にかけた冬季は暖冬と予報

発表日:2019.10.17


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)の気候予測センターは、この冬3か月間(2019年12月~2020年2月)の気温、降水量の見通しを平年差で公表した。2019年は冬の気象の予測因子となるエルニーニョ・ラニーニャ現象が発生しておらず、中立状態は2020年春まで続くと予想されるが、北極振動(AO)等の短期的気候パターンにより、気温、降水量が大きく変動することもあり得るとしている。気温はアラスカ州、ハワイ州で例年より暖かくなる可能性が極めて高く、残り48州の西部から南部、東部沿岸の大半で暖冬傾向、北部平原、ミシシッピ川上流域等で平年差は均等で、平年より低くなる地域はないだろうと予報した。降水量はハワイ州及びアラスカ州、北部平原の一部、ミシシッピ川上流域、五大湖等で平年より多く、ルイジアナ州、カリフォルニア州北・中部等で少ないと予報した。干ばつは、最も深刻な南西部のフォー・コーナーズ地域、テキサス州中部など南部の大半(国土の約20%)で異常乾燥が続いているが、南東部の一部等では改善が予想されるとした。3か月予報は毎月更新される。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) メディアリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 気温 | アメリカ海洋大気庁 | 降水量 | エルニーニョ | ラニーニャ | 気候パターン | 気候予測センター | 北極振動
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