イギリス自然環境研究会議(NERC)によると、自然の価値を政策や企業の意思決定により良く反映させることを目的とした学際研究「自然価値化プログラム」が、国内のインフラ建設、土地管理、保険金融の3業界を対象に、自然資産の価値を事業方針に据えるうえで必要な研究とイノベーション(R&I)のニーズを分析した報告書を公表した。これらの3業界では、自然資産の価値を考慮した意思決定を行う取組は増えてはいるが、課題もあり大半の企業が本格的な取組には至っていないという。報告書は、3業界に共通するR&Iニーズとして、1)業界にとって意味を持つ自然資産に関する研究の充実、2)自然資産を企業の意思決定に取り入れるためのツールの整備、3)自然資産の保護・回復を図るビジネスモデル等を生み出すための試験プロジェクト、等を挙げている。同プログラムにはNERCや同国の環境・食糧・農村地域省などが資金を提供しており、報告されたR&Iニーズについては2019年10月28~29日の同プログラムの年次会合などで議論が交わされる予定である。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) ニュース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | ビジネスモデル | イギリス自然環境研究会議 | 研究 | イノベーション | 自然価値化プログラム | 自然資産 | 試験プロジェクト | R&I |
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