フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)は、バイオミメティクス(バイオミミクリ)の研究開発の強化に向け、CEEBIOS(バイオミメティクス欧州センターオブエクセレンス)との複数年協力協定に署名した。人間活動が環境に及ぼす影響を抑え、資源の保全と経済発展を両立させるには、新しい分野横断的なアプローチが不可欠である。バイオミメティクスは、たとえば熱帯のモルフォチョウの羽の仕組みに学んで高温に耐える太陽光パネルを設計するなど、生物のシステムから着想を得て持続可能性の高い新たな製品やサービスに活かす研究である。現在フランスではこのアプローチを採用する企業は150社以上、研究プロジェクトも約200件が進んでいる。CEEBIOSは学術団体や企業など100以上のパートナーの連合体としてバイオミメティクスの発展に努めている。今回の協定では、バイオミメティクス手法の官民機関による導入、社会経済・環境に及ぼす影響の研究、エコデザイン手引の作成、コミュニケーションなど6つの目標を掲げている。
情報源 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース |
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国・地域 | フランス |
機関 | フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 太陽光パネル | フランス環境エネルギー管理庁 | 人間活動 | バイオミメティクス | CEEBIOS | モルフォチョウ | バイオミメティクス欧州センターオブエクセレンス | バイオミミクリ |
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