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 フランス環境省、2020年1月1日施行の環境政策13項目の概要を説明

発表日:2019.12.30


  フランス環境省は、2020年1月1日から施行される各種環境政策について、変更点の概要をまとめ発表した。1)プラスチックのカップや皿など一定の使い捨てプラスチック製品の販売禁止。フランスは2040年までに使い捨てプラスチックをゼロにする目標を決めており、今後他の種類の製品も段階的に禁止される。2)電気自動車など低排出車の購入奨励金と古く排出の多い車両のペナルティを強化した新ボーナス・マルス制度を導入、3)航空券に課税。これを財源に鉄道などクリーンな日常交通を整備する。4)農薬散布区域から居住地までの最低距離(5~20メートル)を設定、5)二酸化チタン(E171、着色・光沢剤)を添加した食品の販売禁止、6)内分泌かく乱作用があるビスフェノールAの感熱紙レシートへの使用を禁止(0.02%以上)、7)生物多様性と水資源の保護強化のため生物多様性局(OFB)を設立。この他、住宅省エネ改修補助制度の改正、室内空気質モニタリングを義務付ける対象施設の拡大など計13項目を挙げている。

情報源 フランス環境省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境省
分野 環境総合
キーワード 電気自動車 | プラスチック | 二酸化チタン | 内分泌かく乱 | 環境政策 | ビスフェノールA | フランス環境省 | 生物多様性局 | 航空券 | 農薬散布
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