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 世界資源研究所、プラスチックごみと海洋汚染を同時に減らす方法を紹介

発表日:2020.05.26


  世界資源研究所(WRI)によると、毎年、最大1,300万トンのプラスチックが海に流れ込んでおり、これは毎分1台のごみ収集車が廃棄する量に相当する。また、窒素やリン、抗生物質、重金属、殺虫剤、油やその他の廃棄物といったプラスチック以外の汚染物質も海に流入している。多くの場合、双方は共通の経路と原因を持つため、海に流入するプラスチックごみを減らせば、汚染物質も同時に減らせることになる。紹介された解決策の一部は以下の通り。1)汚水処理施設を利用できない30億人に対し廃水インフラを構築する。2)プラスチックと汚染物質が海へ流入する前に河口等で回収する。3)管理の難しい物質の使用を禁止し、生分解性プラスチックの導入で海へ流入した際の影響を軽減する。4)廃棄物の分別とリサイクルを改善する(従来のリサイクル率は9%に過ぎず、79%は埋め立て地や自然環境に蓄積)。5)安全な上水システムの構築により、ペットボトルの使用を削減して海への流入を減らす。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 自然環境 水・土壌環境 環境総合
キーワード リサイクル | プラスチック | 世界資源研究所 | 廃棄物 | 汚染物質 | 生分解性プラスチック | 汚水処理施設 | 廃水インフラ | ごみ収集車 | 上水システム
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