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 アメリカ海洋大気庁、チェサピーク湾・デラウェア湾の生息地管理を改善する事業を支援

発表日:2009.10.30


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、アメリカ東部のチェサピーク湾、デラウェア湾の沿岸周辺において、生息地の悪化について調査するプロジェクトに助成することを発表した。助成を受けるのは、スミソニアン研究所の環境研究センター率いる研究チーム。湿地帯や藻場といった沿岸の生息地は、外来種の侵入や汚染物質の流入、富栄養化、さらに海岸浸食防止や海面上昇に備えるための護岸の強化等によって脅威にさらされている。今回の調査では、こうした負荷が生物種や生息地に及ぼす複合的な影響を検証する。調査は5年間の予定で500万ドル規模となる見込みだが、初年度として94万6000ドルが助成される。調査の結果は、地方自治体等による沿岸地域の長期的な保護や修復、さらには海面上昇その他の地球温暖化の影響に対処する計画の策定に活用される予定。また、護岸の強化が行われている他の州においても調査の結果が役立つ可能性が期待される。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 自然環境
キーワード NOAA | 海面上昇 | アメリカ海洋大気庁 | 湿地 | 藻場 | 生息地 | チェサピーク湾 | デラウェア湾 | スミソニアン研究所 | 富栄養化
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