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 世界資源研究所、大気中から炭素を取り除く6つの方法を紹介

発表日:2020.06.09


  世界資源研究所(WRI)は、世界の気温上昇を抑えるためには、温室効果ガスの排出量を減らすだけでなく、大気中の二酸化炭素を除去して貯める必要があるとして、以下のアプローチを紹介した。1)森林の拡大、復元、管理による炭素の取り込みを促進する。2)農地の土壌への炭素蓄積を促進する。3)バイオ燃料CO2回収貯留(BECCS)を利用する。4)排出源からではなく、大気中から化学的に二酸化炭素を捕獲して貯留する。5)地下から地表にアルカリ性の湧水を汲み上げ空気と反応させる等の方法で、炭素鉱物化を加速する。6)海洋の炭素循環を促進する。これらのアプローチが今後数十年の間に必要とされる規模で炭素除去を実現できるかどうかが今後の大きな課題である。同研究所の分析によると、炭素除去能力を構築するための費用対効果が最も高く、リスクが最も低い戦略は、様々なアプローチを開発し、同時に展開することである。

情報源 世界資源研究所(WRI)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 世界資源研究所 | 炭素循環 | 炭素 | 気温上昇 | アルカリ性 | バイオ燃料CO2回収貯留 | 炭素鉱物化 | 炭素除去
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