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 国連環境計画、自然を利用して気候変動の影響から守る方法を紹介

発表日:2020.06.24


  国連環境計画(UNEP)は、「生態系を活用した適応策(EbA)」について解説する新しいアニメーションを公開するとともに、自然を利用して気候変動の影響から私たち自身を守るための次に示す6つの方法を紹介した。1)干ばつ対策として森林の再生を進めて貯水容量を改善させる。2)山火事対策として火災に耐える地中海ヒノキを自然の防火林として植樹する。3)熱波対策として都市緑化を推進する。4)沿岸部の浸水対策として人工的な構造物よりも2~5倍費用対効果があるとされるマングローブやサンゴ礁の回復を推進する。5)土砂災害対策として土壌の結合力を高め地表水の流出による土壌浸食を減らすのに役立つ植林を推進する。6)サハラ砂漠の拡大とそれに伴う砂嵐を食い止めるため、アフリカの21カ国が協力して8,000kmにもおよぶ「緑の万里の長城(Great Green Wall)」と呼ばれる大規模植林を実施している。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 気候変動 | 国連環境計画 | 砂漠 | 浸水対策 | 生態系を活用した適応策 | 干ばつ対策 | 山火事対策 | 熱波対策 | 土砂災害対策 | 緑の万里の長城
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