世界気象機関(WMO)第15回大気科学委員会が、2009年11月18~25日にかけて韓国の仁川で開催され、世界各地から大気分野の専門家が参加した。この会議は4年に1度開催されているもので、今回の会議では、気象予報や評価の改善を目指す今後の国際研究のあり方や、気候変動の緩和策・適応策に役立つCO2排出量追跡ツールの開発などが議題に上った。各国の気象サービスなどによる大気質の予報は増えてきているが、地域レベルでのタイムリーなサービスの提供が課題となっており、ヒトの健康を保護するために、大気質に関する研究や情報提供も求められている。最近、研究で進展があった分野としては、様々な時間スケールでの気象予報、WMOの砂塵嵐警報・評価システムなどが挙げられる。また、気候変動分野では、地球規模のCO2モニタリングと気象予報モデルを組み合わせて、CO2排出量追跡ツールを構築する可能性が示されている。このツールは、気候変動対策の一環として、大気中の温室効果ガスの排出削減に役立つと期待されている。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | CO2 | 気候変動 | 世界気象機関 | WMO | 温室効果ガス | 気象予報 | 大気研究 | 砂塵嵐 | 排出量追跡ツール |
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