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 REACH規制、高懸念物質として新たに15物質を検討へ

発表日:2009.12.07


  欧州化学物質庁(ECHA)の加盟国委員会は、REACH規制に基づく「高懸念物質」の候補リストに、新たに15種類の化学物質を追加することを全会一致で合意した。このうち、アクリルアミド、2,4-ジニトロトルエン、フタル酸ジイソブチル、クロム酸鉛等9種類の物質については、発がん性・変異原性・生殖毒性物質(CMR)とされ、アントラセンオイル、コールタールピッチ等6種類の物質については、難分解性・生物蓄積性・毒性物質(PBT)とCMRの両方の性質を持つ物質とされた。ECHAでは2010年1月中にこれらの物質を正式に候補リストに載せる予定。なお、15物質のうち、6物質については書面手続きで、8物質についてはフィンランドのヘルシンキで開催された会合で確定された。またクロム酸鉛については、意見募集期間中に有害性に関するコメントが特に寄せられなかったため、加盟国委員会の関与なく、候補リストに掲載されるという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 変異原性 | 生殖毒性 | 難分解性 | 生物蓄積性 | アクリルアミド
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