エネルギー効率化や再生可能性エネルギーの可能性が、国際的なエネルギー計画では過小評価されている、との研究結果を、ドイツ航空宇宙センター(DLR)を中心とする研究グループが公表した。研究はドイツ連邦環境庁(UBA)の委託によるもので、CO2排出量の削減に向け、世界のエネルギー効率化及び再生可能エネルギーのポテンシャルを分析したところ、現在の電力需要の20倍の利用が可能だという。ただし、一層の技術開発、インフラや経済的・政治的な障壁の克服も必要だとしている。再生可能エネルギーについては、現在、最も発電のポテンシャルが高いのはソーラー技術(集光型太陽熱発電、太陽光発電等)で、洋上風力発電、海洋エネルギーがこれに次ぐ。また、水力発電以外は今後20年で一層のコスト削減が見込まれており、化石燃料やCO2排出のコスト上昇を勘案すると、多くの技術が競争に耐えられるようになるという。研究グループでは、今後、2010年末までに、全ての再生可能エネルギーについて世界の地域ごとの目録を作成する予定。
情報源 | ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境庁(UBA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 太陽光発電 | CO2 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | エネルギー効率 | 太陽熱発電 | 洋上風力発電 | 海洋エネルギー | 再生可能性エネルギー | ドイツ航空宇宙センター |
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