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 世界風力会議、先進国が約束した排出削減の6割以上は風力発電で達成可能と発表

発表日:2009.12.14


  世界風力会議(GWEC)は、風力エネルギーだけで、先進国が示した排出削減目標の6割以上を達成できるという予測を発表した。これはGWECと国連環境計画(UNEP)がコペンハーゲンで行った共同記者会見で明らかにしたもの。京都議定書で排出削減義務を負っている附属書I国(アメリカ、EU、日本等)が示した約束を合計すると、2020年までに排出量を13~20%削減することとなる。GWECの最も野心的なシナリオでは、風力発電の発電量は2020年に2600テラワット時に達し、CO2排出量を15億トン削減できる見通しで、これは附属書I国の示した排出削減目標の42~65%に値する。また、気候変動の最悪の影響を避けるためには、排出量を1990年比で少なくとも25~40%削減する必要があるが、風力エネルギーだけで25%のうちの34%、40%のうちの21%を達成できるという。報告書では、欧州、アメリカ、インド、中国での風力発電の可能性にも触れ、適切に導入が進めば、これらの国々の目標達成に大いに役立つとしている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | CO2 | 気候変動 | 温室効果ガス | 国連環境計画 | UNEP | コペンハーゲン | 削減目標 | 附属書I国 | 世界風力会議
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