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 農業部門の温室効果ガス対策に関する国際研究グループが発足

発表日:2009.12.16


  カナダ政府は、農業部門の温室効果ガス排出削減策に関する国際的な研究グループ「農業温室効果ガスに関する国際研究連合」が発足し、カナダがその設立メンバーとして参加することを明らかにした。この研究グループには、アメリカ、イギリス、日本、オーストラリア、ウルグアイ、チリ、ベトナムなども参加。農業部門での排出削減対策に関する新しい研究や活動について情報を交換するとともに、研究プロジェクトでの協力を図る。カナダのプレンティス環境大臣は、研究グループが既存の研究において見落としていた部分を見つけだし、国際協力の強化につながるよう期待を示した。また、温室効果ガスの排出削減は、環境分野でのメリットに加え、畜産物の生産効率の改善、土地利用の経済効率化など農業分野でも経済的なメリットがある。リッツ農業大臣も世界的な研究グループへの参加を歓迎し、カナダの農業者にとって、コスト削減につながる新たな手法や実践活動をもたらすとともに、排出量取引制度から利益が得られるようになると述べた。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | 土地利用 | カナダ環境省 | 農業 | 排出削減 | 国際研究 | 畜産
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