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 ドイツ連邦環境庁、2009年の大気質に関する暫定データを公表

発表日:2010.01.20


  ドイツ連邦環境庁(UBA)は、2009年の大気質に関する暫定データを公表した。NO2濃度については、過去数年間と同様、高めの状況が続いている。交通量の多い測定地点の55%では、年間平均値が、NO2の上限値(40マイクログラム/m3)を超えていることが分かった。この上限値は、2010年1月10日から適用されるもので、人口の多い市街地や都市圏で上限値の超過が見られた。UBAのフラスバルト長官は、2010年についても、多くの場所で、新しい基準が守られないおそれがあると懸念を示している。また、粒子状物質(PM10)についても、上限値を超える測定地点が見られた。408ヶ所の測定地点のうち23ヶ所では、PM10濃度が、年間35日以上、50マイクログラム/m3を超える結果となった。全体的に見ると、粒子状物質濃度については、2009年は、2000年以降最も濃度が低かった2008年と比較して、若干上昇した。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | ドイツ連邦環境庁 | UBA | 粒子状物質 | NO2 | PM10
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