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 パリ・ユネスコ本部で、生物多様性保全に関するハイレベル・イベントを開催

発表日:2010.01.22


  パリ・ユネスコ本部で2010年1月21日・22日、生物多様性保全に関するハイレベル・イベントが開催され、生物多様性の空前の減少を食い止め、人間活動の転換の必要性について意識を高めることが喫緊の課題だという認識で一致した。このイベントは国際生物多様性年(IYB)の一環となるもので、会議に出席したユネスコ総会のヘプバーン議長は、「社会文化的な側面を考え合わせた上で、自然資源の持続可能な利用や生息地の減少、気候変動に対する取り組みを続け、人類が依存している生物多様性のサービスを守らなければならない」と強調。また、生物多様性条約のジョグラフ事務局長は、2010年目標が達成できない状況にあることを指摘しながらも、部分的・地理的に成功した事例が無いわけではなく、こうした成果の上に次の戦略計画の準備を進める必要があると述べた。2010年5月に発表される世界生物多様性概況第3版によると、ブラジル・アマゾンの森林破壊のスピードは74%減速、マングローブの年間減少率も45%減速してきているという。

情報源 生物多様性条約(CBD)事務局 プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 生物多様性条約(CBD)事務局
分野 自然環境
キーワード 気候変動 | ユネスコ | 生物多様性条約 | CBD | 国際生物多様性年 | 森林破壊 | アマゾン | 2010年目標 | 自然資源 | マングローブ
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