デンマークのコペンハーゲンで開催された第15回気候変動枠組条約締約国会議(COP15)での議論を受けて、気候変動枠組条約事務局は、55ヶ国から、2020年までの温室効果ガス排出削減目標を受理した。これらの国々の温室効果ガス排出量は、エネルギー利用に伴う世界全体の排出量の78%を占める。気候変動枠組条約のデ・ブーア事務局長は、これらの約束が、国際交渉を成功につなげたいという明確な意思の表れだと歓迎。その一方で、課題の大きさに対応するためには、さらに大きな野心が必要だと指摘した。主な国々の2020年までの排出削減目標は、アメリカとカナダが2005年比で17%削減、EUが1990年比で20%削減(2013年以降、地球規模の包括的な合意が実現した場合は30%削減)、日本が1990年比25%削減、ロシアが1990年比15~25%削減となっている。気候変動に関する公式の国際交渉は、2010年5月末にドイツのボンで次のラウンドが始まる。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局 プレスリリース(PDF) 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) 先進各国の削減目標について |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC)事務局 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 国連 | 気候変動 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | UNFCCC | COP15 | 削減目標 | 削減対策 | 国際交渉 |
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