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 イギリス、南ウェールズ地域を水素エネルギー実用化の拠点に

発表日:2010.02.12


  イギリス政府は、低炭素産業の発展を促進する6番目の低炭素経済地域(LCEA)に南ウェールズを指定し、イングランド南西部スウィンドンまでを協力地域とした。LCEAでは、指定地域ごとに、再生可能エネルギーや低炭素自動車等の重点産業分野が設定されているが、南ウェールズでは、水素エネルギーの実用的な開発の経験を活用。南ウェールズとイングランド南部を結ぶ高速道路M4線で実際に利用することにより、M4線を水素ハイウェイとすることが期待されている。南ウェールズのグラモーガン大学では630万ポンドを投資し、水素エネルギーの研究陣を充実させ、新しい製造工程、製品やサービスの開発に取り組む。なお、同大学には、運輸省から、代替燃料スタンドの設置を促進する補助金50万ポンドも交付され、マルチ燃料スタンドをキャンパスに設置するほか、水素研究施設の拡充を図る予定である。また、燃料電池・水素実証プログラムから、720万ポンドの研究投資資金の一部が、スウィンドンにあるジョンソン・マッシー社に助成されることとなった。

情報源 イギリス エネルギー・気候変動省(DECC) プレスリリース
国・地域 イギリス
機関 イギリス エネルギー・気候変動省(DECC)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | 低炭素 | 水素エネルギー | 高速道路 | イギリス エネルギー・気候変動省 | DECC | 南ウェールズ | 燃料スタンド
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