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 フランス、第一世代のバイオ燃料のライフサイクル分析に関する研究を公表

発表日:2010.04.08


  フランスのエコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省は、食品・農業・水産省、環境・エネルギー管理庁(ADEME)と共同で、2009年から、第一世代のバイオ燃料のライフサイクル分析を開始しているが、その成果が公表され、ADEME等のウェブサイトで閲覧できるようになった。この研究は、第一世代のバイオ燃料の生態学的、エネルギー的なバランスについて知識を得るよう求めた環境グルネル(環境懇談会)の勧告に応えたもので、BioIs社が実施した。報告書は、バイオ燃料が温室効果ガス排出量やエネルギー効率化に及ぼす影響について基本的な科学的知識をとりまとめた。トータルでの温室効果ガス排出量は、バイオディーゼルで化石燃料の60~70%、バイオエタノールで50~65%程度になるという。一方、この研究では、バイオ燃料の生態学的な評価手続きの複雑さも明らかになった。特に土地利用の変化に関する部分については評価方法が未確立であるとし、さらなる研究が必要としている。

情報源 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省
分野 地球環境
キーワード バイオエタノール | ライフサイクル | バイオ燃料 | フランス | 温室効果ガス | バイオディーゼル | エネルギー効率 | エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省 | 環境・エネルギー管理庁 | 生態学
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