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 アメリカ環境保護庁(EPA)、水素ステーション等の大気浄化プロジェクトを表彰

発表日:2010.05.27


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、「きれいな空気優秀賞」として、大気浄化に貢献した革新的プロジェクト15件を表彰した。その一つ、南カリフォルニア州のサンライントランジット社は、水素の製造・供給を行う自動車用ステーションをアメリカで初めて所有・運営した交通機関。同社はこのステーションを使って水素バスを運行してきたが、州と連邦の支援を受けて、水素ステーションを自社バスだけでなく一般市民や社外の車両も利用できるよう、24時間営業の販売体制を整えた点などが評価された。また、同じく受賞者であるサンタバーバラ郡大気汚染規制区域(委員会)は、自家用車を使わずにサンタバーバラの観光を楽しめるよう、無料の地図、クリーンな観光用バスの案内、電車やホテル等の割引サービスなどの情報を入手できるウェブサイトを設けた。この取り組みは、大気中のオゾン濃度が基準値を著しく下回ると指摘されて以降、観光シーズンのオゾン濃度上昇対策として始められたもので、汚染を減らし、持続可能な観光を推進する地域社会の事例として評価された。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 大気環境
キーワード 大気汚染 | オゾン | 持続可能 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 水素ステーション | 大気浄化 | 地域社会 | 水素バス
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