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 アメリカ環境保護庁(EPA)、改質ガソリンプログラム等による大気浄化について発表

発表日:2008.01.03


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、改質ガソリン(RFG)プログラム等の取り組みにより、大気汚染物質が予想を上回るかたちで減少していると発表した。1995~2005年のデータに基づいて、米国内におけるガソリン特性の動向をまとめた「燃料動向レポート:ガソリン1995-2005」によると、全ガソリンに含まれる硫黄濃度(年平均値)は、1997年の300ppmから2005年には90pmに減少。改質ガソリンに含まれるNOx及び有害物質の排出量は、規制値を上回るかたちで減少しているという。また、通常のガソリンに含まれるNOx及び有害物質の排出量も減少し、1998~2005年における夏季の排出量で見ると、NOxが5.7%、有害物質が4.7%減少した。また、改質ガソリンにおけるエタノールとMTBE(メチル・ターシャリー・ブチルエーテル)の使用量を比較すると、1996年夏季にはエタノールが11%、残りがMTBEであったが、2005年にはエタノールの割合が約53%に増加し、相対的にMTBEの使用量が減少した。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード NOx | アメリカ環境保護庁 | EPA | ガソリン | 硫黄 | 有害物質 | 大気浄化 | 大気汚染物質
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