気候変動の解明に向けて、無人深海探査機が深度2,500メートルでサンゴを調査

発表日:2008.01.10

南半球における気候変動の解明に向けて、オーストラリアとアメリカの研究グループが、タスマニア島南部の海域で、無人探査機を用いた現生及び化石化した深海サンゴの分布調査を行う。サンゴには樹木と同様に年輪があり、数百年から数千年にわたる海洋環境(水温や塩分濃度など)の変遷を示す指標となっている。今回、探査機は深度2,500メートルまで潜水し、約6~7時間かけて深海サンゴや他の海洋生物の生息状況を撮影。今回の調査結果をもとに、年内にサンゴの標本採集が行われる予定という。こうして得られるサンゴの標本からは、地球規模の気候変動に影響を及ぼす2つの要因、すなわち、南極大陸周辺の海洋水の組成と、南半球における海洋循環についての履歴が追跡できると考えられている。この研究には、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)、カリフォルニア工科大学、ウッズホール海洋生物学研究所の研究者たちが参加している。

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