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 スウェーデン環境保護庁、スウェーデンの消費が他国の環境に及ぼす影響についての報告書を発表

発表日:2010.11.08


  スウェーデン環境保護庁とスウェーデン化学品監督局は、スウェーデンでの消費が他国の環境に及ぼす影響についての報告書を発表した。今回の報告では、環境への圧力に関し「消費の視点」が用いられている。これは、商品・サービスの全ライフサイクルがもたらす環境への圧力を、国内外を問わず消費者間で分け合うという考え方で、通常用いられる「生産の視点」(生産に伴う環境負荷を生産国内で集計する方法)より重要になってきているという。この「消費の視点」で算出すると、2003年にスウェーデンでの消費で発生した温室効果ガスは、国内の排出量合計より25~35%多い9500万トン(CO2換算値)となるほか、スウェーデンで消費される食料の生産に必要な土地は、3~5割が国外にあるという。また、輸入される衣類等の製品は、環境規制が不十分な国々で、化学薬品を使用して製造されていることが多く、大量の汚染物質が排出されている可能性があるという。

情報源 スウェーデン環境保護庁 プレスリリース
国・地域 スウェーデン
機関 スウェーデン環境保護庁
分野 地球環境 ごみ・リサイクル 健康・化学物質 環境総合
キーワード CO2 | 環境負荷 | ライフサイクル | 温室効果ガス | 土地利用 | 汚染物質 | サービス | 製品 | 環境規制 | スウェーデン環境保護庁
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