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 国連環境計画、省エネ照明への切り替えで、コストとCO2排出量の削減効果は膨大になると報告

発表日:2010.12.01


  国連環境計画(UNEP)は、「en.lighten」イニシアティブによる、100ヶ国についての照明に関する評価結果を発表し、省エネ照明への切り替えによる世界のコスト削減効果は数十億ドルに上ると報告した。同イニシアティブは、地球環境ファシリティ(GEF)が資金提供し、UNEPと世界大手照明メーカー2社が共同で、世界規模での省エネ照明への移行促進を目指す取組である。照明による電力消費量は世界の電力消費量の約19%で、照明の電力消費によるCO2排出量は世界総排出量の約8%を占める。世界の照明販売の5~7割が今なお白熱電球であることから、省エネ性が高く製品寿命の長い電球型蛍光灯(CFL)や発光ダイオード(LED)電球といった省エネ照明に切り替えることによって、照明の電力需要を2%以上低減できるという。途上国や新興国の急成長で照明需要の大幅な増加が見込まれるなか、シュタイナーUNEP事務局長は、「省エネ照明への切り替えは、政策転換で簡単に達成できる気候変動対策」と述べた。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 省エネルギー | 気候変動 | LED | 照明 | 国連環境計画 | UNEP | 白熱電球 | 電球型蛍光灯 | 電力消費
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