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 生物多様性と生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)の設立、国連総会が承認

発表日:2010.12.21


  第65回国連総会は、2010年12月20日、「生物多様性と生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES)」の設立を承認した。IPBESは、世界の生物多様性と生態系サービスの急速な劣化に関するさまざまな科学的知見を、それを食い止めるための政策や政治的行動につなげるもので、気候変動におけるIPCCと同様の機能を果たすものとされる。経済的にも重要な森林・サンゴ礁をはじめ、様々な生態系や生物多様性の損失に対する世界的な対応を促進するため、世界各地の研究機関による科学文献の査読等を実施し、現状把握から政策オプションまで、信頼しうる報告を行うという。IPBESの設立については、2010年6月の第3回IPBES釜山会合で各国政府の承認を得ており、今回の国連総会の決議採択をもって正式に設立が承認された。IPBES設立を含む今総会の決議は、国連生物多様性年の成功を示すとともに、2011年1月1日からの「国際森林年」及び2011~2020年の「国際生物多様性の10年」への機運を高めることとなった。

情報源 生物多様性と生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES) ニュース 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 生物多様性と生態系サービスに関する政府間プラットフォーム(IPBES) 国連環境計画(UNEP)  自然環境保全欧州センター(ECNC)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 森林 | サンゴ礁 | IPCC | 生態系サービス | IPBES | UNEP | 政策 | 自然環境保全欧州センター | 科学的知見
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