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 アメリカ環境保護庁、産業化学物質の健康・安全情報を簡単に検索利用できるウェブ・ツールを開設

発表日:2010.12.22


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、市民が産業化学物質の健康・安全情報を簡単に検索・利用できる、ウェブ上のツールを公開した。EPAのジャクソン長官は、化学物質管理制度の強化と透明性向上に取り組んでおり、このウェブサイトはその一環である。アメリカ有害物質規制法(TSCA)では、化学物質に重大なリスクのおそれがある場合や、化学物質試験が要求される場合、またはEPAが新規化学物質審査を実施する場合に、健康・安全調査のデータをEPAに提出することを企業に義務付けている。このウェブサイトを使用すると、同法に基づいてEPAに提出された健康・安全調査データの中から特定化学物質の情報を検索することができ、調査で示唆される健康・安全への懸念等の情報に市民が容易にアクセスできるようになる。このツールは、オバマ政権が重要な政府情報を市民に公開するために開設したウェブサイト「Data.Gov」にも付加される。さらにEPAは、企業が健康・安全情報を提出する際の機密保持に関わる負担を減らす措置も積極的に進めている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | リスク | アメリカ環境保護庁 | EPA | 有害物質 | 安全性 | ウェブサイト | 健康影響 | TSCA | 審査
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