海外ニュース


 アメリカ海洋大気庁、2010年は2005年と並び観測史上最も暑い年と発表

発表日:2011.01.12


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2010年の世界の地表面・海表面を合わせた平均気温が、記録を取り始めた1880年以降で、2005年と並んで最高になったと発表した。世界気温はこれで34年連続して20世紀平均を上回ったことになる。地表面気温は史上2番目、海面気温は史上3番目の暑さで、20世紀の平均気温に比べて総合で0.62℃高く、陸地に限ると0.96℃高かった。また、降水パターンは地域によって異なるが、世界平均降水量は観測史上最高を記録した。2010年には、エルニーニョ現象からラニーニャ現象への大変動があったほか、大西洋での多数のハリケーンや嵐の発生、ジェット気流の異常によるロシアの熱波やパキスタンの大洪水等、過去に例のない気象パターンが頻発した。アメリカ大陸部については、2010年の年間平均気温は14年連続で長期平均を上回り、観測史上23番目の暑さとなった。NOAAは、気候に関するレポートを毎月発表し、政府や産業、研究者らが利用できるようにしている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 地球温暖化 | 気候変動 | 気温 | アメリカ海洋大気庁 | 熱波 | エルニーニョ | 洪水 | ハリケーン | ラニーニャ
関連ニュース

関連する環境技術