海外ニュース


 世界資源研究所、世界の富栄養化・貧酸素化海域をウェブ上マップで公開

発表日:2011.01.20


  世界資源研究所(WRI)とバージニア海洋科学研究所(VIMS)は共同研究により、貧酸素の「デッドゾーン」海域530カ所以上と富栄養化海域228カ所を特定し、ウェブ上マップで公開した。これらの海域面積は合計9万5000平方マイルで、ニュージーランドの面積に匹敵する。ウェブサイトは、富栄養化と貧酸素化海域の全球データベースと対話型地図で構成され、論文、写真、その他の資料へのリンクを提供する。これまで情報・観測が不十分なため富栄養化・貧酸素化の実態把握が困難であったが、このウェブサイトにより情報の集中と蓄積が可能となった。閲覧者側からも、コメント欄を通じて各地域の情報を送り、地図とデータベースを更新できる。ウェブサイトのタイトルは、「富栄養化と貧酸素化:沿岸海域の栄養塩類汚染」(http://www.wri.org/eutrophication)である。富栄養化と貧酸素化には密接な関係があり、乱獲、生息地の消失、有害藻の繁茂と並んで海洋生態系を脅かす主要因となっている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 世界資源研究所 | WRI | 沿岸 | マップ | 栄養塩 | 貧酸素水塊 | デッドゾーン | 富栄養化 | ウェブサイト | 海洋生態系
関連ニュース

関連する環境技術