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 国際エネルギー機関、今後のエネルギー供給にスマートグリッドが必須との報告書を発表

発表日:2011.04.04


  国際エネルギー機関(IEA)は、今後のクリーンで持続可能なエネルギー供給のためにはスマートグリッド(次世代送電網)が必要との報告書を発表した。『スマートグリッド技術ロードマップ』と題するこの報告書は、様々なエネルギー源からの電力を監視し管理する送配電網であるスマートグリッド技術の現状について、政府、産業界、学界、及び消費者側から200人以上の見解をまとめ、利用促進へ向け2050年までの進路を示している。同報告書によると、スマートグリッドにより、ピーク電力需要の増大や電力インフラの老朽化等、現在のエネルギー需給のさまざまな問題に対応しつつ、再生可能エネルギーや電気自動車など、ほぼすべてのクリーンエネルギー技術の利用が拡大できるとしている。また、途上国や新興国の電力インフラ、農村部や過疎地域での小規模電力システムにも適している。IEAは、スマートグリッドの大規模試験事業に対する政府の積極的な投資、政策と法制度の確立、関係者とくに需要側に対する啓発、国際的な共通規格が必要としている。

情報源 国際エネルギー機関(IEA) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際エネルギー機関(IEA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 電気自動車 | 途上国 | 国際エネルギー機関 | IEA | ロードマップ | スマートグリッド | エネルギー供給 | 電力網 | 新興国
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