国連環境計画(UNEP)が主催する国際資源パネルは、金属リサイクルの現状をまとめた初の包括的報告書『金属リサイクル率の現状報告書』を発表した。報告書は、多くの国で金属リサイクルの取組みが行われているが、リサイクル率はきわめて低いと指摘し、金属が、他の資源と異なり本来的にリサイクル可能な物質であることを考えると、この低さは容認できないものとしている。調査対象となった約60種の金属のうち、利用の最終段階でのリサイクル率が50%を超えるものは3分の1以下であり、1%に満たない金属も34種あった。多くの金属についてリサイクル体制が未整備のため、資源の浪費と環境被害が起きているうえ、先端技術に不可欠な金属の不足も懸念されるという。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | ごみ・リサイクル |
キーワード | 国連環境計画 | UNEP | 報告書 | リサイクル率 | 資源循環 | 金属リサイクル |
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