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 欧州化学物質庁、高懸念物質として1,2-ジクロロエタン等、20物質の特定を提案

発表日:2011.08.29


  欧州化学物質庁(ECHA)は、認可対象の候補となる高懸念物質(SVHC)として新たに20種類の化学物質を提案した。今回は、発がん性または生殖毒性を有する1,2-ジクロロエタン等19種類の物質のほか、REACH規則の第57条(f)の「同等の懸念」を生じる物質として、内分泌かく乱性を有する4-(1,1,3,3-テトラメチルブチル)フェノールを提案した。また、すでに候補リストに掲載されているアルミノケイ酸塩耐火性セラミック繊維およびジルコニアアルミノケイ酸塩耐火性セラミック繊維に関して、定義を広げ、EU内で使用されている全種類の耐火性セラミック繊維を対象とするよう提案した。詳細は、ECHAのウェヴサイトで閲覧可能で、2011年10月13日までパブリックコメントを受け付ける。特に、物質の有害性、用途、曝露、安全な代替物質や技術に関する意見や情報の提供が望まれる。なお、候補リストには、すでに53種の物質が掲載されている。掲載されると、SVHCが含まれる製品等の供給者には新たな情報要件が課される。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 内分泌かく乱 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 生殖毒性 | SVHC | 1,2-ジクロロエタン | 耐火性セラミック繊維
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