最新の衛星技術を活用し、火災や植生、降雨の状況などをモニタリングするオンライン情報システムが、アフリカの野生生物保護に活用されている。このシステムは、欧州委員会共同研究センター(JRC)の環境・持続可能性研究所(IES)が開発・管理しているもの。このシステムにより、国立公園等の管理者は、火災の発生や植物の成長、降雨の状況などを、通常の季節的傾向と比較でき、生物種やその生息地の保全の観点から、公園の価値を評価したり、自然への圧力を測定することができる。アフリカには地球上で最も貴重な生態系や種の多くが存在しており、世界では現在16,000種以上が絶滅の危機にさらされている。アフリカの741カ所の保護地域をモニタリングすることは、生物多様性の保全や自然資源の持続可能な管理に重要な役割を果たし、アフリカ諸国が2010年までに生物多様性の喪失を食い止めようという目標を達成するのに役立つと期待されている。
情報源 | 欧州委員会共同研究センター(JRC) ヘッドライン |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会共同研究センター(JRC) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 衛星 | 野生生物 | JRC | 欧州委員会共同研究センター | アフリカ | 保護 |
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