イギリス気象庁は、2011年のヨーロッパ全域とその中の特定地域における風力に関する「風力レビュー特別版」を発表した。同報告書では、2011年の風速と長期平均風速との比較により、ヨーロッパの15地域をランク付けし、さらに2011年と2010年の比較等も行った。これによると2011年はヨーロッパ北部(特に北西部)で非常に風が強く、中でもアイスランドやイギリスなどは2010年よりはるかに強風であった。そのため、風力発電量が過去最大となり、イギリスでは2011年12月、平均で電力需要の5.3%が風力発電で賄われたという。一方、南ヨーロッパでは同年、ほぼ年間を通じて優勢であった高気圧の影響で前年より風力が低下したという。同報告書ではまた、5つの特定地域で、それぞれ固有の風力分析ツールにより、地域ごとに2011年の各月平均風速と長期平均風速との比較も行っている。イギリス気象庁は、同報告書により、風力発電業界は新規・既存のプロジェクトへの投資に伴う重大な風力リスクを効率的に管理できるとしている。
情報源 | イギリス気象庁 プレスリリース 風力レビュー特別版 |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 再生可能エネルギー | イギリス | イギリス気象庁 | 投資 | リスク管理 | アイスランド | ヨーロッパ | 風速 | MetOffice |
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