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IPCC、極端現象及び災害のリスク管理に関する特別報告書本編を公表へ
発表日：2012.03.21
気候変動に関する政府間パネル（IPCC）は、「気候変動への適応推進に向けた極端現象及び災害のリスク管理に関する特別報告書」（SREX）の本編を、2012年3月28日にIPCCのウェブサイト上で公開すると発表した。すでに政策決定者向けの要約が2011年11月に公表されているが、本編では、図表、参考文献、用語集などが盛り込まれ、要約で取り上げられた研究結果に対する詳細な根拠が提示されるという。また、災害リスクの概念や決定要因、地球・地域規模でのこれまで及び今後の極端現象や影響の変化、地域社会や国際レベルでの気象リスク管理の方法などについて、詳細かつ包括的な見解を示し、研究事例では優れた実践例が紹介される。同サイトでは、同報告書に対するレビュアーの意見やそれに対する回答なども閲覧可能になり、今後は、世界各地で同報告書を紹介する活動を通じて、政策決定者等が議論を行うための基盤を提供するという。なお、同報告書の印刷版は5月中旬に発行予定である。
